食後の眠気と呼吸 ダラける午後は“酸素不足”かもしれない?
- 整骨院 天真堂
- 2 日前
- 読了時間: 3分
どうも、天真堂です。
「昼ごはんのあとって、なんであんなに眠くなるんだろう…」
「仕事中ウトウトして集中できない」
「夜はしっかり寝てるのに午後がつらい…」
こんな“午後のだるさ”、
もしかすると酸素不足と神経バランスの乱れが原因かもしれません。
■ 食後に眠くなる“自然な理由”と“注意すべき落とし穴”
患者さん(30代・男性):
「昼ごはんのあとが毎回キツくて…。午後の仕事が全然はかどらないんです」
天真堂:
「食後の眠気は誰にでもあるけど、“強すぎる眠気”は呼吸や神経のアンバランスかもしれませんね」
食事をすると、副交感神経が優位になりリラックスモードに。
これは自然な反応です。
でも、そのときに姿勢が悪い・呼吸が浅い状態だと、
・酸素供給が低下
・脳の血流が落ちる
・ぼーっとする・眠気が強くなる
といった“眠気の悪循環”が起きやすくなります。
■ 姿勢が呼吸を止める?胸郭の潰れが引き金に
多くの人は食後、こんな姿勢になりがちです:
イスに深く座って前かがみ
胸を潰してスマホを見る
肋骨が閉じて横隔膜が動かない
この姿勢では、呼吸の主力である横隔膜が上下に動けず、酸素を取り込めなくなるんです。
横隔膜が動かない → 呼吸が浅い → 酸素不足 → 脳がぼんやり → 眠気
というループが、午後の“だるさ”を加速させます。
天真堂:
「背中が丸くなるだけで、吸える酸素量ってグンと減るんですよ。
見た目は呼吸してても“脳に酸素が届いてない”ってこと、意外と多いです」
■ オステオパシー視点:横隔膜と脳の“橋渡し”役
オステオパシーでは、横隔膜は単なる呼吸筋ではなく、
全身の“循環・神経・内臓”を調和させる中枢的な構造と考えます。
横隔膜がリズムよく動く → 胸腔・腹腔内の圧が整う
血流が良くなる → 脳への酸素供給UP
迷走神経への刺激 → 自律神経の安定
つまり、横隔膜を「通す」ことが、眠気・集中力のカギになります。
■ 整体師おすすめ!午後の眠気リセット法3選
【1】背中を伸ばす深呼吸(酸素チャージ)
・イスに浅く座り、背筋を伸ばす
・鼻から5秒吸って、口から7秒かけて「ふぅ〜」と吐く×3回
→ 酸素供給+神経のリセットが同時にできる!
【2】バンザイ呼吸で肋骨ひらきストレッチ
・両手を上に伸ばして背伸び
・そのまま深呼吸×5回
→ 肋骨が開き、横隔膜の可動が復活。肺の空気が一気に入る!
【3】みぞおちマッサージ×呼吸誘導
・指先でやさしくみぞおち周辺をゆらす
・そのまま腹式呼吸を5回
→ 迷走神経を間接的に刺激でき、自律神経の調整にも◎
患者さん:
「いつも午後はコーヒーでごまかしてたけど、呼吸を整えるほうが効くかも」
天真堂:
「身体って、刺激より“通り”が大事なんですよ。
通れば勝手にエンジンかかるので、無理やり“起こす”必要はないんです」
■ “呼吸”が変われば午後のあなたが変わる
午後のパフォーマンス低下は、食事内容や寝不足だけのせいじゃない。
呼吸が浅くなる環境(姿勢・緊張・胸郭の制限)をリセットするだけで、頭はスッキリします。
オステオパシーの基本は、
「構造(姿勢・呼吸)を整え、機能(集中力・代謝)を回復させること」
“無理やり起きる”より、“通して回復する”方が自然で効果的です。
【まとめ】
食後の強い眠気=酸素不足と自律神経の乱れが背景にある
姿勢が悪いと呼吸が浅くなり、脳に酸素が届かなくなる
横隔膜の可動性を回復させると、血流と神経の調和が戻る
整体師視点では「呼吸は構造と機能の要」
午後に落ちる人こそ、“呼吸の通り道”を整えてみて!