
慢性腰痛持ちの人の生活習慣
- 整骨院 天真堂
- 5月20日
- 読了時間: 3分
どうも、天真堂です。
「もう腰痛と一生付き合うしかないんですかね…」
「天気が悪いと腰がうずく」
「定期的にギックリ腰になるからビクビクしてる」
こういった“慢性腰痛”の悩み、ものすごく多いです。
でも、ただ腰をマッサージするだけでは根本的な改善にはつながりません。
今回は、整体師+オステオパシーの視点から、慢性腰痛を改善・予防するための生活習慣を紹介します。
普段のちょっとした意識が、驚くほど腰をラクにしてくれますよ。
■ 慢性腰痛の原因は「腰だけ」じゃない
「腰が痛い=腰が悪い」って思いがちだけど、実際はそう単純じゃありません。
・骨盤のゆがみ
・姿勢のクセ(反り腰・猫背)
・呼吸が浅く体幹が弱っている
・足首や股関節が硬くて動きが悪い
・睡眠の質が低く、回復できていない
こういった全身の使い方や回復力の低下が、腰に負担を集中させているんです。
オステオパシーでは、「体は全体でバランスを取っている」と考えます。
つまり、腰だけをケアしても“全体が崩れていれば”またすぐ戻ってしまう、ということです。
■ 習慣① 座り方を変えるだけで腰は変わる
長時間座る人は、「どう座っているか」がめちゃくちゃ重要です。
× 浅く座って背もたれにもたれる
× 足を組む
× 背中が丸まって骨盤が寝ている
こういった座り方は、腰を“支えるために常に働かせている”状態です。
【正しい座り方】
お尻をイスの奥まで入れる
骨盤を立てて、坐骨で座るイメージ
アゴを軽く引いて、背すじをスッと伸ばす
これだけでも、腰への負担がグンと減ります。
■ 習慣② 呼吸で“支え直す”体をつくる
腰痛の人の多くが、「呼吸が浅い」という共通点があります。
呼吸が浅いと、横隔膜や腹筋、骨盤底筋などの“体幹を支える筋肉”がちゃんと働けません。
【おすすめ呼吸エクササイズ】
仰向けで膝を立て、手をお腹に当てる
鼻からゆっくり3秒吸う
口から6秒かけて吐く
お腹がふわっと上下するのを感じる
オステオパシーでは、呼吸が整うことで内臓の働き・筋膜のバランス・自律神経の安定にもつながると考えます。
つまり、呼吸は“全体の土台”なんです。
■ 習慣③ 寝具と寝方も“腰に効く”
「朝起きると腰が痛い」って人は、寝ている間の姿勢や寝具も見直しポイントです。
・柔らかすぎるマットレスで腰が沈む
・うつ伏せで寝ている
・仰向けで反り腰になっている
【おすすめの寝方】
→ 横向きで、膝の間にクッションを挟む
→ 仰向けなら、膝の下に丸めたタオルを入れて“腰の反り”を軽減
これだけでも、寝ている間の腰への負担がだいぶ変わります。
【まとめ】
・慢性腰痛は「全身のアンバランス」が原因になっていることが多い
・正しい座り方で、腰の“無駄な頑張り”を減らす
・深い呼吸で体幹の支えを取り戻す
・寝具と寝方の見直しで、回復力を底上げする
・オステオパシー的には「腰を支えている“他の部位”を整えること」が本当の改善につながる
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