ダイエット成功のカギは「活動量」より「活用率」|自宅トレーニングで代謝が変わった患者さんの例から
- 整骨院 天真堂
- 6月11日
- 読了時間: 3分
ども、天真堂です。
「基礎代謝って上がらないと痩せませんよね?」
そう聞かれることがあります。
もちろん代謝は大切な要素です。
でも天真堂では、それ以上に大切なものがあると考えています。
それが──
「身体の活用率」です。
■ 仕事・育児・家事の中で「運動できない」方へ
ある日ご相談いただいたのは、30代の女性。
子育て中で、フルタイム勤務。毎日へとへと。
「ジムもサウナも現実的に無理なんです…」
という状況でした。
■ 自宅トレーニングでいい。むしろそれが良い。
天真堂からの提案はシンプルでした。
「YouTubeなどを見ながら、自宅でできる“自重トレーニング”をコツコツ続けましょう」
ポイントは:
• ジムに行くより“日常に溶け込ませる”
• 激しく頑張るより“継続できる内容に”
• ハードなメニューより“神経系を育てるつもりで”
■ 結果:半年で48kgまで自然に減量!
この方は、今まで52kgより下がったことがなかったそうですが、
半年後には48kgまで体重が落ちていました。
しかも、特別な食事制限はなし。
大きな変化は、“日々の体の使い方”が変わったこと。
■ 痩せた本当の理由は「神経の適応」
運動の効果=筋肉だけと思われがちですが、
今回の鍵はむしろ**「神経系の再教育」**でした。
運動を続けたことで──
• 神経可塑性(使い方の学習)が起こり
• 同じ動作でも複数の筋群の協調的な筋収縮が起きるようになり
• 筋出力が自然に上がっていった
結果として、“代謝効率の良い身体”に切り替わっていったのです。
つまり「基礎代謝が上がった」ではなく、
「身体が“代謝を使える状態”に成長した」
これが正しい表現です。
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■ 活動量ではなく「活用率」
この体験をもとに、天真堂ではこう考えるようになりました。
ただたくさん動くよりも、身体の使い方を洗練させた方が痩せる
この「使い方」の質こそ、天真堂がいう**“活用率”**です。
• 同じ家事でも、呼吸が深く使えていれば酸素利用効率が違う
• 立つ・座る動作で、全身の筋連鎖が活きていれば消費も増える
• 姿勢保持で静的筋収縮を保てれば、安静時代謝も変わる
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■ 栄養の使い方も変わる
この“活用率”が上がってくると、
単に動きだけでなく栄養の使われ方も変化してきます。
• インスリン感受性が改善し、糖の代謝が効率的に
• 骨格筋での酸素消費が上がり、有酸素代謝が活性化
• 腸内環境も整い、栄養素の吸収・循環がスムーズに
つまり、“痩せやすい”のではなく、“燃えやすい身体”になっていくのです。
■ まとめ:「使える身体」こそが、痩せる身体
「もっと動かなきゃ」「もっと運動時間を増やさなきゃ」
と、量や時間に目が向きがちですが──
本当に変えるべきは、
「自分の身体が動きをどう使えているか」
「その動きが代謝にどう繋がっているか」です。
活動“量”ではなく、
活動“効率”=活用率。
これが、天真堂が考えるダイエットと体質改善の本質です。