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ダイエット成功のカギは「活動量」より「活用率」|自宅トレーニングで代謝が変わった患者さんの例から

ども、天真堂です。


「基礎代謝って上がらないと痩せませんよね?」


そう聞かれることがあります。

もちろん代謝は大切な要素です。


でも天真堂では、それ以上に大切なものがあると考えています。

それが──

「身体の活用率」です。




■ 仕事・育児・家事の中で「運動できない」方へ


ある日ご相談いただいたのは、30代の女性。

子育て中で、フルタイム勤務。毎日へとへと。


「ジムもサウナも現実的に無理なんです…」

という状況でした。




■ 自宅トレーニングでいい。むしろそれが良い。


天真堂からの提案はシンプルでした。


「YouTubeなどを見ながら、自宅でできる“自重トレーニング”をコツコツ続けましょう」


ポイントは:

• ジムに行くより“日常に溶け込ませる”

• 激しく頑張るより“継続できる内容に”

• ハードなメニューより“神経系を育てるつもりで”




■ 結果:半年で48kgまで自然に減量!


この方は、今まで52kgより下がったことがなかったそうですが、

半年後には48kgまで体重が落ちていました。


しかも、特別な食事制限はなし。

大きな変化は、“日々の体の使い方”が変わったこと。




■ 痩せた本当の理由は「神経の適応」


運動の効果=筋肉だけと思われがちですが、

今回の鍵はむしろ**「神経系の再教育」**でした。


運動を続けたことで──

• 神経可塑性(使い方の学習)が起こり

• 同じ動作でも複数の筋群の協調的な筋収縮が起きるようになり

• 筋出力が自然に上がっていった


結果として、“代謝効率の良い身体”に切り替わっていったのです。


つまり「基礎代謝が上がった」ではなく、


「身体が“代謝を使える状態”に成長した」


これが正しい表現です。



■ 活動量ではなく「活用率」


この体験をもとに、天真堂ではこう考えるようになりました。


ただたくさん動くよりも、身体の使い方を洗練させた方が痩せる


この「使い方」の質こそ、天真堂がいう**“活用率”**です。

• 同じ家事でも、呼吸が深く使えていれば酸素利用効率が違う

• 立つ・座る動作で、全身の筋連鎖が活きていれば消費も増える

• 姿勢保持で静的筋収縮を保てれば、安静時代謝も変わる



■ 栄養の使い方も変わる


この“活用率”が上がってくると、

単に動きだけでなく栄養の使われ方も変化してきます。

• インスリン感受性が改善し、糖の代謝が効率的に

• 骨格筋での酸素消費が上がり、有酸素代謝が活性化

• 腸内環境も整い、栄養素の吸収・循環がスムーズに


つまり、“痩せやすい”のではなく、“燃えやすい身体”になっていくのです。




■ まとめ:「使える身体」こそが、痩せる身体


「もっと動かなきゃ」「もっと運動時間を増やさなきゃ」

と、量や時間に目が向きがちですが──


本当に変えるべきは、


「自分の身体が動きをどう使えているか」

「その動きが代謝にどう繋がっているか」です。


活動“量”ではなく、

活動“効率”=活用率。


これが、天真堂が考えるダイエットと体質改善の本質です。


 
 
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