「酸素カプセルって本当に効くの?」 整体師が語る“回復との意外な関係”
- 整骨院 天真堂
- 6月6日
- 読了時間: 3分
どうも、天真堂です。
「酸素カプセルって、なんとなくスッキリするんですけど…実際どうなんですか?」
患者さんから、よくこういう質問をされます。
実際、当院にも酸素カプセルの利用希望は多いです。
でも、**“ただ入るだけじゃ効果が薄い”**というのが、僕の正直な感想。
そこで今日は──
「酸素カプセルは何に効いて、どこまでサポートになるのか?」
整体師視点でわかりやすくまとめていきます。
■ 酸素カプセルの仕組みって?
患者さん(40代・女性):
「疲れが抜けないときに入ると、なんか楽になる気がするんですよね」
天真堂:
「その“なんか”をちゃんと説明しますね。じつは仕組みはすごくシンプルなんです」
酸素カプセルとは、気圧を高めた密閉空間で高濃度の酸素を吸収する装置。
ポイントは「気圧を高める」ことで、通常よりも“溶解型酸素”を体内に取り込めること。
通常、酸素は「ヘモグロビンと結合」して運ばれますが、
血中に直接溶け込む“溶解型酸素”は、毛細血管や細胞レベルまで届くと言われています。
■ なぜ“疲労回復”に効くのか?
身体が疲れる=酸素が不足する状態です。
筋肉や脳に酸素が足りなくなると、細胞のエネルギー産生が低下します(ATPの産生減少)。
そこで酸素カプセルに入ると──
組織の酸素濃度が高まる
筋肉や神経の代謝が促進される
乳酸などの疲労物質の分解が進む
結果として、疲労感の軽減・集中力の回復・睡眠の質UPなどが期待できるわけです。
天真堂:
「だから“なんかスッキリ”するのは、ちゃんと理屈があるんですよ。
ただし…“整ってる人”にこそ効きやすいっていうのが本音です」
■ 酸素だけじゃ足りない。“通り道”がないと届かない
ここで整体的視点の話を。
いくら高濃度の酸素を取り込んでも、
筋肉が固まってる・血流が悪い・姿勢が崩れてる状態では、
せっかくの酸素が“目的地”まで届きません。
特に、
首〜胸郭(肋骨・鎖骨)が硬い
横隔膜の動きが悪い
骨盤の歪みで内臓圧迫
こういう構造の詰まりがあると、
血流もリンパも滞って、“酸素を使いきれない体”になります。
天真堂:
「だから、酸素カプセルは“呼吸と循環が通る体”を整えてからが本番なんです」
■ 整体×酸素カプセル=リカバリーの相乗効果
おすすめはこの流れ👇
整体で身体の詰まり・歪みを解除
血流・神経伝達がスムーズになる
酸素カプセルで深部まで酸素をチャージ
細胞レベルで“治癒のスイッチ”が入る
実際、施術後に酸素カプセルに入ってもらうと、
「いつもより深く寝れた」「翌朝の疲れ方が全然違う」という声が多いです。
■ まとめ:酸素は“補助燃料”。主役はあなたの体
酸素カプセルは“疲労物質の代謝”と“細胞の回復”を助けるツール
でも、使いこなすには“体の通り道(構造)”が整っていることが前提
呼吸が浅い・筋肉が硬い人は、まず整体などでリセットを
酸素カプセルは「サボるため」ではなく、「治癒力を引き出すため」に使うと◎
回復力を本気で育てたいなら、“整える+酸素”の合わせ技が一番効く!