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筋肉のコリじゃなく、呼吸の詰まりだった話 〜整体師が見た“本当の原因”〜

どうも、天真堂です。



「肩こりがひどくて…毎日マッサージしてるのに全然ラクにならなくて」

そんな患者さん、実はめちゃくちゃ多いです。

でもね、筋肉ばかりを責める前に見てほしいのが──呼吸の詰まり。


今日は整体師+オステオパシーの視点から、

【コリの正体が“呼吸”だったケース】をストーリー仕立てでご紹介します。




■ そのコリ、ほぐしてもスッキリしない理由


患者さん(40代・女性):

「肩がパンパンで…寝ても全然スッキリしないんですよ。整体も行ったけど、また戻る感じで…」


天真堂:

「肩の筋肉は、呼吸のクセと深く関係してるんですよ。

実際、呼吸を整えたらコリがスーッと抜けた方、たくさんいます」




肩こり=筋肉の緊張、とだけ思っていませんか?

でも実際は…


・姿勢のクセ(猫背/巻き肩)

・呼吸が浅い(胸式呼吸)

・交感神経がずっと優位(ストレス状態)


こういった“内側の詰まり”が、外側のコリに現れていることも多いんです。




■ 呼吸が浅いと、肩がこる理由


呼吸が浅いと「息を吸うために肩で呼吸する」ようになります。


→ 首・肩・背中にある“呼吸補助筋”が過剰に働く

→ 休まらない&硬くなる

→ 結果、マッサージでは一時的にしかラクにならない


天真堂:

「オステオパシーでは“呼吸は筋肉と神経の鏡”と考えます。

呼吸が乱れている=体の深いところに緊張があるサインなんですよ」




■ どうやって“詰まり”に気づいたの?


患者さん:

「整体で肩を押されたとき、“痛い”より“苦しい”って感じたんです。これって…」


天真堂:

「その“苦しさ”がポイント。

筋肉じゃなく“胸郭”が動かなくなっていたんです。つまり、呼吸が詰まっていたんですね」


胸郭(肋骨+背骨+横隔膜)が固まると、呼吸が浅くなり、

その分のしわ寄せが肩や首にくる。


だから、いくら肩だけを押しても、根本は変わらないんです。




■ 呼吸を整えたら、コリもラクになった話


【アプローチ】

・肋骨の可動域を広げる“肋骨ゆらし”

・背骨を整える“猫背リセット”

・鼻から吸って、口から吐く“ふぅ〜呼吸”


→ セッション後、患者さんがポツリ。


患者さん:

「肩をほぐしてないのに、軽いです…あれ?呼吸がスーッと通る…」




天真堂:

「筋肉をゆるめるには、“内側から動かす”のが一番。

その入口が“呼吸”なんですよ」




■ 整えるなら、まず“息の通り道”から


呼吸を整えるって、ただのリラクゼーションじゃない。


・筋肉がやわらぐ

・自律神経が整う

・血流や内臓の働きが良くなる

・体の“緊張パターン”がリセットされる


つまり、「呼吸を整える=体全体の調和を取り戻す」こと。




【まとめ】


・慢性的な肩こりの正体は、“呼吸の詰まり”かもしれない

・肩で呼吸していると、首・肩がずっと緊張状態に

・オステオパシーでは「呼吸=構造と神経の調和」

・胸郭・肋骨・背骨をゆるめると、呼吸が深まり、筋肉もゆるむ

・呼吸が変わると、“コリ”の感じ方まで変わってくる

 
 
 

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