
深く息ができると、体も心もラクになる 整体師が伝えたい高齢者のための呼吸ケア
- 整骨院 天真堂
- 5月26日
- 読了時間: 3分
どうも、天真堂です。
「最近、息が浅い気がする…」
「ちょっと動くだけで疲れる」
「夜中に目が覚めて、息苦しいときがある」
そんな声を高齢の方からよく聞きます。
でも、「年だから仕方ない」って思っていませんか?
実は、呼吸の仕方を少し変えるだけで、
体のだるさや気持ちの落ち込みまでラクになるケースがたくさんあるんです。
■ 呼吸が浅くなると、どうなるの?
患者さん(70代女性):
「深呼吸しようと思っても、胸が広がらなくて…最近すぐ疲れちゃうんです」
天真堂:
「それ、呼吸が“胸だけで止まってる”状態かもしれませんね。
本来はお腹まで空気が入る“腹式呼吸”が理想なんですよ」
呼吸が浅い状態が続くと…
・酸素が体に行き渡らず、疲れやすくなる
・自律神経が乱れて、眠れない・イライラしやすくなる
・血圧が上下しやすくなる
・体を動かす気力が減る
つまり、呼吸の質=生活の質そのものなんです。
■ 高齢者はなぜ呼吸が浅くなりやすいの?
・加齢で肺の機能が少しずつ低下する
・背中が丸くなり、胸が開きづらくなる
・運動不足で、呼吸筋(横隔膜・肋間筋など)が弱くなる
・緊張・不安で呼吸が浅くなる
天真堂:
「オステオパシーでは、“体の構造が整えば機能が整う”という考えがあります。
呼吸も、姿勢や筋肉の使い方次第で自然と深くなっていくんです」
■ 無理なくできる!呼吸がラクになる3つの習慣
【1】朝の「お腹ふわふわ呼吸」
→ ベッドの上 or イスに座って、お腹に手を当てて
・鼻から3秒吸う
・口から6秒かけて「ふぅ〜」と吐く
・お腹がふわっと膨らんで、ゆっくりへこむのを感じる
→ 1日3セットでOK。お腹の呼吸を感じるだけで、リラックス効果が高まります。
【2】背中ストレッチで胸を開く
・イスに座って手を後ろで組む
・そのまま胸をゆっくり開く(無理せず5秒キープ)
・3回繰り返す
→ 背中が丸まっていると、呼吸の通り道が狭くなります。
背中を少し伸ばすだけで呼吸がラクになります。
【3】夜の「仙骨あたため呼吸」
→ 仙骨=お尻の中央の骨を温めながら深呼吸
・ホットタオルや湯たんぽを仙骨に当てる
・そのままゆっくり深呼吸3回
・体がポカポカしてきたらOK
→ 寝つきがよくなり、夜中の目覚めが減ったという方も多いです。
■ 「呼吸」は年齢に関係なく、変えられる
患者さん(70代男性):
「体力は落ちたけど、息が深くできるようになったら歩くのがラクになりましたよ」
天真堂:
「そうなんです。呼吸が整うと、全身の血流・代謝・心の安定まで変わってくるんです」
大切なのは、がんばらないこと。
呼吸は“ゆるめる”ことで整っていきます。
【まとめ】
・浅い呼吸は、疲労・不眠・だるさ・気力低下の原因になる
・加齢や姿勢のクセが呼吸を浅くするが、整えることは可能
・オステオパシーでは「姿勢と呼吸の連動」が改善のカギ
・朝・日中・夜の3つの呼吸習慣で、毎日がラクになる
・呼吸が変われば、体も心も、自然と整っていく
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