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「寝ても疲れが取れない人へ」 〜整体師が教える“眠れる呼吸”の作り方〜

どうも、天真堂です。




「ちゃんと寝てるのに疲れが取れない」

「眠りが浅くて夜中に目が覚める」

「朝から体が重くて、スッキリしない…」


こんな悩みを抱える人、ほんとに多いです。

その原因、もしかすると──呼吸が浅くなっているせいかもしれません。






■ 睡眠の質を左右する“呼吸の深さ”

患者さん(50代・女性):

「7時間くらい寝てるのに、朝スッキリ起きれなくて…年齢のせいですかね?」


天真堂:

「年齢よりも、“眠ってる間の呼吸の質”に問題があるかもしれませんよ」




睡眠中の呼吸は、ただの“酸素補給”ではありません。

脳や身体を回復させるための、自律神経バランスと深い眠りのスイッチなんです。


呼吸が浅い=副交感神経が優位にならない=熟睡できない。


特に、スマホ・ストレス・姿勢不良があると、

横隔膜の動きが制限されて、眠っても交感神経がブレーキをかけ続けてしまいます。





■ オステオパシーで見る“呼吸と睡眠の回復軸”



オステオパシーでは、睡眠の質の低下を

  • 横隔膜の緊張

  • 頸椎の可動性低下

  • 胸郭(肋骨・胸椎)の硬さ

  • 骨盤の歪み(仙骨と自律神経の関係)



といった“構造的な詰まり”と関連づけて見ていきます。


特にポイントは横隔膜のリズム=迷走神経の刺激。

迷走神経は副交感神経の大元で、深い呼吸によってやさしく刺激され、

「安心して眠れるモード」に身体を導いてくれます。




天真堂:

「横隔膜がちゃんと動いて、息が吐けているかどうか。

これが“眠りの質”を決めるスイッチなんです」





■ 寝る前に“息を通す”3ステップルーティン





【ステップ①】「鼻呼吸」に切り替える


・口呼吸は交感神経を刺激してしまう

・鼻で吸って、口を閉じてゆっくり吐く(息は長く細く)

→ 自律神経が“リラックスモード”に切り替わる!




【ステップ②】肋骨ゆらし+深呼吸


・仰向けになって両手で肋骨を軽く包むように触れる

・吸うときに肋骨が広がるよう意識して、吐くときに軽く押す

→ 胸郭の柔軟性UPで、横隔膜がスムーズに動く!




【ステップ③】お腹の底からゆっくり吐く


・みぞおちに手を当て、腹式呼吸×5回

・特に「吐く」時間を長めに(6〜8秒かけて)

→ 吐く動作は“副交感神経スイッチ”に直結!




患者さん:

「このルーティンをやるようになって、夜中に目が覚めなくなりました」

天真堂:

「身体は“息が通る”と、勝手に休めるんです。ぐっすり眠れるって、当たり前じゃないんですよ」





■ 「睡眠=治癒力の時間」を取り戻そう

眠っている間は、脳・内臓・筋肉が回復する“修復タイム”。


でも呼吸が浅いと、


  • 血流が滞り

  • 神経が緊張しっぱなしになり

  • 修復スイッチが作動しません



つまり、「寝てるのに休めてない」状態になるんです。


整体やオステオパシーでは、

この“通り道=構造”を整えて、

呼吸が深まる環境を作ることを大事にしています。



【まとめ】

  • 睡眠の質は“呼吸の深さ”と“自律神経の切り替え”で決まる

  • 横隔膜が硬いと、リラックスが起こらず眠りが浅くなる

  • オステオパシーでは“呼吸が通る構造”を最優先

  • 鼻呼吸・胸郭ストレッチ・腹式の“吐く呼吸”がカギ

  • 「ちゃんと眠れる体」は、息の通り道が作ってくれる


 
 
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