代謝を高めて体質から変えるには|むくみ体質と“痩せにくさ”の意外な関係
- 整骨院 天真堂
- 6月11日
- 読了時間: 3分
むくみ体質と“痩せにくさ”の意外な関係|代謝を高めて体質から変えるには
「むくみやすくて、なかなか体重が落ちません」
「体脂肪が増えているのは、むくみのせいでしょうか?」
天真堂では、こうしたご相談を日常的にいただいてきました。
■ 以前の天真堂の見解
かつて天真堂では、
「むくみは一時的な水分の停滞であり、体脂肪とは直接関係ありません」
とお伝えしていました。
これは医学的な観点としては正しい説明です。
しかし、日々の臨床を通して見えてきたのは、むくみやすい体質の方ほど、痩せにくく、
代謝が落ちやすい傾向にあるという事実でした。
■ むくみ=水分の問題ではなく、代謝の問題だった
この観察結果をもとに天真堂では視点を変え、むくみを「代謝機能の低下」として再解釈するようになりました。
私たちの体は、細胞ひとつひとつが代謝を担っています。
エネルギーを作り、老廃物や余分な水分を排出する──。その流れが滞れば、自然とむくみやすくなります。
つまり、むくみとは**「水が多い」のではなく「水を処理できない状態」なのです。
■ 脂肪の蓄積にも“水分環境”が関与している?
中性脂肪は「脂肪酸」と「グリセリン」からできており、合成の過程には細胞の代謝環境が深く関わっています。
むくみ体質では細胞が“代謝を怠けている”状態であり、
この環境下では脂肪の合成や蓄積も起こりやすくなるという仮説に、天真堂は臨床的にたどり着きました。
■ サウナや温熱刺激の再評価
かつては「サウナで痩せるのは一時的な水分減少にすぎない」という立場でしたが、
実際に継続的に取り入れてみると、代謝そのものが上がり、体脂肪率にまで変化が見られるという経験をしました。
そこから天真堂では、「一時的な水分減少」という視点を超えて、
“代謝スイッチを入れる手段”としての価値を認識するようになりました。
■ 減量ではなく「体質を変える」という視点へ
現在の天真堂では、
数字(体重・体脂肪率)だけを追う減量ではなく、
代謝の働く身体=脂肪や水分が自然に流れる体質づくりを第一に考えています。
「数値に一喜一憂しない」
「無理なく、自分の代謝で変わっていける」
そんな身体を、少しずつ育てていくこと。
それが、リバウンドしない・疲れにくい・むくみにくい体をつくる鍵だと考えています。
■ 天真堂の今のアプローチ
温熱超音波による深部循環の刺激
酸素カプセルによる圧環境の調整
呼吸と姿勢の再学習による自律神経の再調整
日常動作の見直しを通じた代謝動線の再構築
サウナ活用による代謝動線の再構築
いずれも、「代謝する力を外から与える」のではなく、
“体の本来の機能を回復させる”ことを目的とした施術です。
■ まとめ:むくみと脂肪の背景には“細胞の元気不足”がある
私たち天真堂も、かつては「むくみ=水分の話」と切り離して考えていました。
しかし、患者さんの変化を見続けていく中で、
「むくみやすい=細胞の代謝が低下している」
「代謝が落ちた体では、脂肪も水分も溜まりやすくなる」
という根本的な構造に行き着きました。
むくみや冷え、疲れやすさにお悩みの方へ。
その背後には、あなたの“細胞の声”が隠れているかもしれません。
体重や体脂肪率という「結果」だけでなく、
代謝の流れを整える“しくみ”から整えていくこと。
それが、天真堂がいま大切にしている「体質改善」という考え方です。