「腰痛予防に朝からできる3つのこと」
- 整骨院 天真堂
- 5月20日
- 読了時間: 3分
更新日:3 日前
どうも、天真堂です。
「朝起きたとき、腰が重いんですよね」「寝てる間に何かしたわけじゃないのに、腰が痛い…」
こんな相談、本当に多いです。そして、そのほとんどが“朝の体の使い方”で改善できることが多いんです。
今回は、整体師+オステオパシーの視点から、“腰にやさしい朝の過ごし方”3つの習慣を紹介します。明日の朝からできることばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
■ ① 起きる前の「膝パタン体操」で関節にスイッチを入れる
まず、目が覚めてすぐに起き上がるのではなく、仰向けのままで軽く体を動かすことからスタートしましょう。
おすすめは「膝倒し(ワニのポーズ)」です。
仰向けで膝を立てて、両膝をそろえる
ゆっくり左右にパタンパタンと倒す(10〜20回)
腰に力を入れず、呼吸に合わせてリズムよく動かす
これだけで、腰まわり・骨盤・股関節の緊張がゆるんで、可動域がグッと広がるんです。
オステオパシーでは、「急に動く」ことを避け、“体のリズムを取り戻す”ように動き出すことを大切にします。寝起きの関節は、エンジンが冷えた車と一緒。急発進より、まずは暖気運転です。
■ ② 深呼吸で体幹を“内側から”安定させる
実は、浅い呼吸のまま立ち上がると、体幹が不安定なまま動くことになり、腰に負担が集中します。
おすすめは、「腹式呼吸+背すじストレッチ」。
腰に手を当てて、ゆっくり鼻から吸う(3秒)
口から「ふ〜」と吐きながら、背すじを伸ばす意識
吐く時間は吸う時間の倍くらい(6秒が目安)
これを3〜5セット行う
呼吸は、横隔膜・骨盤底筋・背骨まわりの筋肉すべてと連動しています。オステオパシーでは、呼吸の質が“体幹の質”に直結すると考えるくらい、超重要。
つまり、「深く息を吐ける体」は、「腰を支えられる体」なんです。
■ ③ 歯みがき中の“ながら姿勢チェック”で記憶させる
整骨院で伝えている“習慣化のコツ”は、「いつもやってることとセットにする」こと。その中でもおすすめなのが、「歯みがき姿勢リセット」。
壁に背中をつけて立つ(かかと・お尻・背中・後頭部)
背筋を伸ばして軽くアゴを引く
そのまま2〜3分間、歯みがきをしてみる
これだけで、「あ、これが正しい姿勢なんだな」という感覚が体に残ってきます。
オステオパシーでは、「体が正しい状態を“思い出す”ことが治癒の第一歩」と考えます。何気ない朝の習慣の中に、“整えるきっかけ”を入れていくのが大事です。
【まとめ】
腰は寝ている間にこわばっているので、“急発進”はNG
起きる前に関節をゆるめて、体にスイッチを入れよう
深い呼吸は体幹の安定に直結。腰にかかる負担を内側から軽減できる
歯みがき中の壁立ちで、正しい姿勢の感覚を体に記憶させよう
オステオパシーの視点で見ると、「朝の動き方」が腰痛の鍵になる