「ヘルニア=手術?整骨院の視点で考える“その前にできること”」
- 整骨院 天真堂
- 5月20日
- 読了時間: 3分
更新日:6月10日
どうも、天真堂です。
「ヘルニアって言われたんですけど…手術しかないんですか?」「もう治らないと思ってるんですけど…」
そんなふうに、不安を抱えてる方、たくさんいます。でも実は、ヘルニアと診断された人の大半が、手術せずに回復してるってご存じですか?
今回は整骨院、そしてオステオパシー的な視点も交えて、手術の前にできることをお話しします。
■ ヘルニア=手術?…じゃない!
最初にはっきり言います。ヘルニアの8〜9割は、保存療法(手術以外の方法)で回復します。
医師の診断で「重度」や「麻痺」などがある場合は手術も選択肢になりますが、ほとんどの場合は、
安静にする
負担を減らす
体のバランスを整える
といったケアで、体自身の“治る力”をサポートすれば回復していくんです。
■ オステオパシー的な考え方:体はつながっている
ヘルニア=腰だけの問題、と思われがちですが、オステオパシーでは「体はすべてつながっている」という視点を大切にします。
たとえば:
首や頭の位置がずれて、背骨全体に負担がかかっている
骨盤のねじれが、腰椎の圧迫につながっている
内臓の位置や硬さが、筋肉のバランスを狂わせている
こういった全体のつながりを“整えていく”ことで、結果的に腰への負担も軽くなり、症状がラクになることも多いです。
■ 整骨院でできることは?
筋肉や関節の調整
骨盤や背骨のアライメント(整列)調整
自律神経や血流、内臓のリズムを整える“触れ方”
こういった手技で、体全体の機能を高めながら自然治癒力を引き出すサポートができます。
「痛みを“消す”」のではなく、“治ろうとする力を取り戻す”、それがオステオパシーの考えです。
■ 病院に行くべきサインは?
もちろん、すべての人が整骨院・手技療法だけでOKというわけではありません。
以下のような症状がある場合は、すぐに医師に相談してください:
足が動かない・感覚がない
排尿・排便のコントロールが効かない
日に日に悪化している痛み・しびれ
整骨院でできる範囲と、医療機関での対応をうまく使い分けることが大切です。
■ 日常でできる予防ポイント
同じ姿勢を続けない
重い物を持つときは、腰ではなく脚を使う
体幹を意識して動く
深い呼吸を心がける
呼吸が整うと、自律神経も整い、筋肉もゆるみやすくなります。それだけでも、痛みの感じ方って変わってくるんですよ。
【まとめ】
椎間板ヘルニア=必ず手術、ではない
体の“自然に治る力”を引き出すことが、改善のカギ
オステオパシー的視点では「腰だけを見るのではなく、全体を整える」
整骨院では、回復しやすい体づくりのサポートができる
状態を見極めながら、ムリなくできるケアから始めよう