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「ヘルニア=手術?整骨院の視点で考える“その前にできること”」

更新日:6月10日

どうも、天真堂です。

「ヘルニアって言われたんですけど…手術しかないんですか?」「もう治らないと思ってるんですけど…」

そんなふうに、不安を抱えてる方、たくさんいます。でも実は、ヘルニアと診断された人の大半が、手術せずに回復してるってご存じですか?

今回は整骨院、そしてオステオパシー的な視点も交えて、手術の前にできることをお話しします。

■ ヘルニア=手術?…じゃない!

最初にはっきり言います。ヘルニアの8〜9割は、保存療法(手術以外の方法)で回復します。

医師の診断で「重度」や「麻痺」などがある場合は手術も選択肢になりますが、ほとんどの場合は、

  • 安静にする

  • 負担を減らす

  • 体のバランスを整える

といったケアで、体自身の“治る力”をサポートすれば回復していくんです。


■ オステオパシー的な考え方:体はつながっている

ヘルニア=腰だけの問題、と思われがちですが、オステオパシーでは「体はすべてつながっている」という視点を大切にします。

たとえば:

  • 首や頭の位置がずれて、背骨全体に負担がかかっている

  • 骨盤のねじれが、腰椎の圧迫につながっている

  • 内臓の位置や硬さが、筋肉のバランスを狂わせている

こういった全体のつながりを“整えていく”ことで、結果的に腰への負担も軽くなり、症状がラクになることも多いです。


■ 整骨院でできることは?

  • 筋肉や関節の調整

  • 骨盤や背骨のアライメント(整列)調整

  • 自律神経や血流、内臓のリズムを整える“触れ方”

こういった手技で、体全体の機能を高めながら自然治癒力を引き出すサポートができます。

「痛みを“消す”」のではなく、“治ろうとする力を取り戻す”、それがオステオパシーの考えです。


■ 病院に行くべきサインは?

もちろん、すべての人が整骨院・手技療法だけでOKというわけではありません。

以下のような症状がある場合は、すぐに医師に相談してください:

  • 足が動かない・感覚がない

  • 排尿・排便のコントロールが効かない

  • 日に日に悪化している痛み・しびれ

整骨院でできる範囲と、医療機関での対応をうまく使い分けることが大切です。


■ 日常でできる予防ポイント

  • 同じ姿勢を続けない

  • 重い物を持つときは、腰ではなく脚を使う

  • 体幹を意識して動く

  • 深い呼吸を心がける

呼吸が整うと、自律神経も整い、筋肉もゆるみやすくなります。それだけでも、痛みの感じ方って変わってくるんですよ。


【まとめ】

  • 椎間板ヘルニア=必ず手術、ではない

  • 体の“自然に治る力”を引き出すことが、改善のカギ

  • オステオパシー的視点では「腰だけを見るのではなく、全体を整える」

  • 整骨院では、回復しやすい体づくりのサポートができる

  • 状態を見極めながら、ムリなくできるケアから始めよう


 
 
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